【弁護士のパソコン #1】最初に投資すべきはキーボード

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1. はじめに

以前、リースに付いてくる安物のキーボードを使用している弁護士を見て衝撃を受けました。

弁護士は、1日数時間から十数時間パソコンに向かって仕事をするので、キーボードの性能は非常に重要です。

本来、キーボードを無意識で使いこなせている状態が理想ですが、打ち心地が悪いキーボードを使用すると、キーボード自体に意識が向いてしまい、仕事に没頭できません。

キーボードは弁護士の商売道具なので、自分に合った、打ちやすいキーボードを使用することをお勧めします。パソコンは消耗品なので5年程度で買い直しますが、キーボードは長く使い続けます。

キーボードの探し方ですが、キーボード専門店か大型の家電量販店に行って、展示してあるキーボードを片っ端から片手で叩いて回ります。もし、気になったキーボードがあれば、両手を乗せて試し打ちをします。東京であれば、圧倒的な展示数を誇るヨドバシカメラ マルチメディア Akibaがお勧めです。

キーボードの選び方は、人によって、また使用環境によって変わってくるので、万人にとって最適なものは存在しません。ただ、キーボード探しの旅に出ると、必ず遭遇する有名なキーボードがありますので、以下で紹介したいと思います。

(1) HHKB Professional

HHKB Professionalは、高級キーボードの代名詞のような存在です。

打鍵感は文句なしで、マシンガンを撃つようにコトコトコトと打てますし、手が喜んでいるのがわかります。

コンパクトなサイズのうえ、ブルートゥース式なので、手元で記録を広げる際は、さっと移動して書類の山にポンと乗せることができます。

デメリットは、キー配列に癖がありすぎることです。HHKBのキーボードはコンパクトな反面、ファンクションキーやデリートキーを押す際に、「Fn」キーを同時押ししなければならず、慣れるまでに苦労します。

私はファンクションキーをよく使用しますが、 毎回「Fn」キーと数字キーを同時押しするのが面倒になり、使用しなくなりました。

打ち心地は間違いないので、タイピングに自信があり、多少の矯正を厭わない方にお勧めします。

(2) 東プレ リアルフォース

東プレのリアルフォースも、キーボードを探していると必ず目にする製品です。キー配列も標準ですし、打鍵感もなかなかです。

HHKBと同様に白色と黒色が選べますが、テンキー付を選ばれる方は白色をお勧めします。「黒の方がかっこいいし、ブラインドタッチをするのでキーの色は関係ない」と思われるかもしれませんが、弁護士は金額を入力する機会が多いので、テンキーの数字が見えないのは相当なストレスです。

東プレ テンキー REALFORCE23UB
(東プレ テンキー REAL FORCE23UB)

ちなみに、私は、机の上で記録を広げるときに、キーボードを移動させてスペースを作るのですが、リアルフォースは大きくて重いので移動が大変で、そのうちに使わなくなりました。

配列にクセがなく、打鍵感も良いので、キーボードを動かさない人にはお勧めです。

2. 私が使用しているキーボード

極上のキーボードSKB-SL08BK
( 私が使っているサンワサプライSKB-SL08BK)

あのキーボードもダメ、このキーボードもダメと言っている私が使っているのは、サンワサプライSKB-SL08BK(製造中止)です。自宅と職場で4台使い、ストックが5台分あるので、合計9台持っています。

私が知る限り最高のキーボードで、打鍵感、深さ、跳ね返り、どれを取ってもAAAです。これを言葉で表現するのは難しいのですが、歴史に残るノートパソコン、ThinkPadX40のChicony製キーボード(NMB製ではない)が好きな方にはたまらない打鍵感だと思います。

耐久性は通常レベルで、3、4年間使用していると、入力できないキーが現れます。高級感はありません。

残念ながら、同メーカーが製造する後継機種は単なる廉価版キーボードで、SKB-SL08BKとは打鍵感が全然異なります。

極上のキーボードSKB-SL08BK

そのうちストックがなくなるので、次のキーボードを探しているところです。 HHKBの通常配列のキーボードが発売されることを期待しています。

3. 本ページで紹介した商品

参考までにリンクを貼りますが、実際に商品を触れて、試し打ちされることを強くお勧めします。また、執務状況によっては打鍵音が大きすぎる場合があります。音にも気をつけてください。

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