はじめに

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1 本サイトが想定している読者

本サイトが読者として想定しているのは、「裁判所で訴訟活動を行う」「弁護士」です。

そのため、裁判所で訴訟活動を行わない企業法務弁護士や企業内弁護士の方が読まれると、貴重な時間を浪費するおそれがあります。また、「準備書面」「期日」といった専門用語を何の断りもなく使用するため、弁護士以外の方が読まれると、内容を読み解くのに時間を要するおそれがあります。

それでも差し支えない方はお読みください。

弁護士手帳とエルメスのカバー
(スマートフォンの普及により消えゆく弁護士手帳)

2 本サイトを作成した目的

本サイトを作成した主たる目的は、①弁護士業務を効率的に行うための情報を提供することであり、従たる目的は、②弁護士として歩んできた私の足跡を残すこと(個人的な思いの実現)にあります。

①について補足します。

依頼者に言い値で報酬を請求できた牧歌的な時代は終わり、多くの弁護士が収益の悪化を肌で感じていることと思います。

多くの弁護士は、膨大な仕事を抱えて日々締め切りに追われ、依頼者からの過酷な要求に対応し、所内の人間関係に悩み、事務所の収支を気にしながら日々過ごされていることと思いますが、こうしたストレスに見合った対価を得られていないのが現状です。

しかし、厳しい現実を嘆いているだけでは何も変わりません。

弁護士は問題解決のプロフェッショナルであるべきであり、自分が抱えている問題についても、逃げずに現実を直視し、解決のための行動に移したいところです。

さて、弁護士の報酬を増やす方法として、最初に思いつくのは仕事量を増やすことですが、既に手持ちの事件で手一杯の方が多いと思いますし、私のように年がいった者は、これ以上仕事を増やしたくないというのが本音です。

そうかといって、依頼者に対する請求の単価を上げることは困難です。法テラスやLAC基準により弁護士の単価は下がる一方であり、インターネット広告の普及により、過当な価格競争も生じつつあります。

専門性や特色を前面に押し出して単価を上げる方法もありますが、依頼者を呼び寄せるまでの道のりを考えると気が遠くなります。

最後に残った方法は、今扱っている仕事を効率的に片付け、さっさと家に帰ることです。

本サイトでは、弁護士業務を効率化するコツや、弁護士業務に役立つ最新のサービスを紹介しています。みなさんの収益性の向上にお役に立てば幸いです。

令和2年5月15日
緊急事態宣言下の事務所にて

仮名太郞(署名)


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