[コラム]弁護士バッジの金メッキの落とし方

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私は、バッジの色は修習期相当が良いと思っていますが、昔から、 バッジを早く銀色にしたいというニーズがあります。

小銭入れに入れてメッキを落とす方法がありますが、 バッジに無駄な傷が付きそうですし、きれいにメッキが落とせるのか不明です。

また、バッジを様々な溶液に浸けてみた方がおられると思いますが、金は化学反応を起こしにくいのが特性ですので、ほとんど効果がないと思います(理論的には、バッジを王水に入れると金のみが溶け、銀が残りますが、発生した塩化銀によりバッジが白色になるはずです。)。

さて、ここでは、「メッキ品には絶対に使用してはいけない」とされている、ある機械を使う方法をご紹介します。

その機械とは、超音波洗浄機です。最近の超音波洗浄機は結構強力で、アルミホイルを入れるとボロボロになります。

メッキを落とす手順は以下のとおりです。

まずは機械を用意します。お勧めはツインバード 超音波洗浄器 ホワイト EC-4548Wです。某雑誌に掲載されていた性能検査でも10製品中一位でした。

ツインバード 超音波洗浄器 ホワイト EC-4548W

機械に結構負担がかかるので、超音波洗浄機は必ず自前で用意して、メガネ屋の前に長居するようなことはくれぐれも控えてください。

超音波洗浄機を用意したら、40度前後のお湯を入れます。お湯を使うと洗浄力が増しますが、機械には結構負担がかかります。

お湯には、台所で使っている中性洗剤(界面活性剤)を入れ、バッジを入れたらスイッチを押します。

超音波洗浄機を連続して作動し続けると、焦げ臭いにおいがしてくるので、時間をかけて少しずつ行います。

中性洗剤は、超音波で分解されて少なくなっていくので、適宜追加します。

既にメッキが落ち始めているバッジであれば、20回ほど洗浄すると、バッジの色が少しずつ薄くなっていくのではないかと思います。超音波洗浄により、バッジの内側のヒダを潰すことなく、均質にメッキが落とせますが、いぶし銀のような味わいは付きませんので、あくまでも時間短縮です。当然、個体差があると思いますし、新品のバッジでは全く効果がないかもしれません。自己責任でお願いします。

なお、一度メッキを落とすと元に戻せませんので、試すかどうかは慎重に判断してください。個人の顧客に限って言えば、銀バッジよりも金バッジの方がウケがいいです。

最後に、快く金バッジを提供してくれたA君に感謝します。

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